《オンライン診療》 初診の特例措置は当面継続へ 2020.9.25

《オンライン診療》 初診の特例措置は当面継続へ

厚労省は2020年4月10日の事務連絡により、電話・オンライン診療の初診を時限的に解禁しています。
本来、オンライン診療は初診患者には認められていませんでしたが、「新型コロナウイルス感染症が拡大し、医療機関への受診が困難になりつつある状況下に鑑みた時限的な対応」として解禁されました。
原則として3か月ごとに、CDVID-19感染拡大の状況や医療機関・薬局の対応状況、医療安全上の問題の有無などを踏まえて、特例措置の期間や制度の改善のために検証を行うこととしていました。

8月6日、厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催し、電話・オンライン診療の初診の特例・時限的な対応を継続することを決定しました。
検討会の報告では、対応する医療機関の数は、2020年7月末時点で6,801件(全医療機関数の6.1%)となっています。また、電話・オンライン診療ともに内科・小児科の割合が大半を占めています。

【時限的・特例的な取り扱いに対応する医療機関の数】

  • 病院・診療所・介護施設の経営変革をここから

久保光司

株式会社名南メディケアコンサルティング取締役
税理士法人名南経営 医業経営支援部 部長

1991年税理士法人名南経営に入社。
入社以来、医療・介護・福祉分野を専門分野とし、会計税務顧問業務のみならず各種コンサルティング業務に従事。現在は、医療機関・社会福祉法人・介護事業者への新規事業参入支援、収益改善・業務改善支援等のコンサルティング業務を中心に活動している。また、医療法人制度に精通し、個別ニーズに合わせた医療法人の事業承継対策の立案・実行支援を多数実施している。