コロナ禍における環境変化への対応 2020.9.25
全国的な緊急事態宣言発出後、様々な新しい単語に接する機会が多くなりました。
「クラスター」、「ロックダウン」、「エピセンター」、「リモート」等々。
禍々しい言葉も含まれておりますが、これからのウィズコロナの時代に長く接するであろう「リモート」について自身の体験も踏まえ考えてみました。
当初は、TV番組の共演者、コメンテーターの方々があたかもスタジオにいるように大きなモニターの中から発言されているのを見たのがきっかけでした。その後、多くの番組でこの「リモート」出演が見受けられ、もはや通常のように違和感が無くなりつつあります。
弊社の実業においても、顧客との面談による経営相談、情報提供、改善提案が主流でありましたが、コロナ後は「Teams」という媒体を使い、オンラインでの業務提供を少しずつ展開しておりますが、順調というわけではなく、顧客の満足度を探りながら二進一退というペースで進めています。
医療機関の現場においても、オンライン診療が推進されつつあるようですが、簡単には浸透しない様々な問題も存在しているようです。
十分な準備とトレーニング期間を経ての実践であればまだしも、突然の環境の変化に戸惑い、問題点の抽出とその解決方法を同時進行で行わなければならないためです。
しかし、この変化を正しく把握し、顧客の満足度を維持あるいは高めつつ「リモート」を使いこなすことができれば、ウィズコロナやアフターコロナの世界で存続・発展することができるはずです。
六谷秀生
税理士法人名南経営 理事
株式会社名南財産コンサルタンツ 取締役
1989年税理士法人名南経営に入社。
医療機関及び一般中小企業の会計・税務顧問業務に従事。一般企業においては、中小企業の経営者からの相談対応を行い、医療機関では、認定登録医業経営コンサルタントとして個人診療所から医療法人、大規模医療法人まで幅広くコンサルティングを行っている。また、公益社団法人 日本医業経営コンサルタント協会愛知県支部の支部長を担当しており、愛知県内の協会活動実施と、愛知県からの受託業務等も実施している。