成功事例の共有機会 2022.11.7

成功事例の共有機会

過日、弊法人で、成功事例の共有会を開催致しました。
部署毎に業務改善や工夫を行い効率化や顧客満足に資する事例はありますが、これらが全社的には共有されておらず、他の部署への波及効果がないことを改善することを目的とし、開催趣旨を「全体で成功事例を共有し、サービス向上と業務の改善を図る」と致しました。
101事例が全体で報告され、その中から7事例を全社員の前で報告をし、優秀3事例については表彰も行いました。
具体的な内容については、守秘義務もあるため割愛致しますが、「社内の会議室の効率的な運用方法」・「新人でも繁忙期に業務対応できるマニュアル」・「顧客ニーズを満たす以上の後押しができた事例」等でした。
飛びぬけたアイデアとか難しいシステム構築などではなく、実は社内や顧客に対して「分かり易い提案」という要素が大きいと感じた次第です。
医療・福祉・介護の事業所におかれましても、同様の工夫事例・成功事例の共有会は行われているかと思います。行っていない事業所は、ぜひ共有の場を設けられてはいかがでしょうか。
空想や希望ではなく、実際に行った成功事例や工夫事例ですので、同じ職場の方々にはリアリティーがあり、共感が得られると思います。
他の部署ではこんなに活性化しているのかと、刺激を受けることもあろうかと思います。
小さな工夫や成功事例でも、これらを継続的に共有し、相手を認め合う風土が醸成されると素晴らしい事業所風土になると思います。

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六谷秀生

税理士法人名南経営 理事
株式会社名南財産コンサルタンツ 取締役

1989年税理士法人名南経営に入社。
医療機関及び一般中小企業の会計・税務顧問業務に従事。一般企業においては、中小企業の経営者からの相談対応を行い、医療機関では、認定登録医業経営コンサルタントとして個人診療所から医療法人、大規模医療法人まで幅広くコンサルティングを行っている。また、公益社団法人 日本医業経営コンサルタント協会愛知県支部の支部長を担当しており、愛知県内の協会活動実施と、愛知県からの受託業務等も実施している。