進化するスマホ申告

2019年5月9日
スマホ申告とは何?

スマートフォンによる確定申告手続であり、具体的には
1)年末調整済の給与所得者で、医療費控除やふるさと納税等寄付金控除にかかる還付申告者を対象として「スマートフォン専用画面を設置し確定申告書を作成することができる
2)税務署との対面により本人確認を行い交付されたIDとパスワードによってスマートフォンからe-Tax送信(確定申告書の提出)ができるとなっています。サラリーマンの確定申告をより手軽にできる仕組みとして2019年1月より開始しました。

課題

手続は開始しましたが、初年度ということもあり以下の課題も浮き彫りとなりました。
1)「スマートフォン専用画面の利用可能範囲が限定的である
2)IDおよびパスワード発行のために一度は税務署へ出向く必要があり不便である

今後の取り組み

課題を踏まえ、以下の取り組みが予定されています(2020年1月~)
1)スマートフォン専用画面の利用対象者を順次拡大する

2)スマートフォンを使ってマイナンバーカードの電子証明書を用いたe-Tax送信(確定申告書の提出)を可能とする(対応機種に注意)。

又、確定申告に必要な各種書類(医療費・控除証明書等)も電子化・取込機能が導入予定されているため、今後ますます利便性は向上し、スマートフォンでの確定申告手続がもっと身近なものになると期待しています。

(出典:2019.4.24 政府税制調査会資料より一部抜粋)

加藤尚孝

税理士法人名南経営 理事
株式会社名南メディケアコンサルティング 本部長

1994年税理士法人名南経営に入社。
医療機関・薬局を専門とした税務顧問担当者として顧客の税務及び経営指導業務を行う傍ら、診療所の開業支援業務を中心に顧客創造活動に携わる。その後、豊田事務所長、三河本部長を経て2011年より理事に就任、現在に至る。また、2016年からは医療介護部門の統括責任者として当社の経営の根幹を担うとともに、現在も税務・経営指導を行うなど幅広く活動している。